土づくり
氏家農場は土作りにこだわっています。
当農場では『健全な野菜は健全な土づくりから』をモットーに,すべて土耕で栽培しています。
完熟堆肥・有機質肥料・優良微生物菌を使用しています。
健全な土づくりをするために,土壌分析をし,その結果に基づいて,単肥による施肥設計や,有機質肥料,
完熟堆肥などで土壌のミネラルバランスにまで配慮した土づくりを行っています。
土壌分析は,人間でいえば健康診断のようなもので,土づくりをする上では欠かせません。
また、土は水をかけるとだんだん締まっていき固くなってしうので,それを改善するために
サブソイラーという機械で硬くなった土を破砕して水などの通りを良くします。
その他に,連作障害の対策として,ハウスでは黒いビニールシートを土全面にかけて,太陽熱を利用した消毒や,
圃場にたっぷりの米ぬかと水をかけ,さらに透明のビニールをかけて行う土壌還元消毒をして病気などの対策をしています。
また,緑肥による土壌の改良も行っています。
この緑肥というのは,堆肥のように完熟させず,未熟なまま土にすきこむものです。
肥料としても効果はもちろん,緑肥を栽培しているときにも土壌にいい効果をもたらしてくれます。
緑肥の根は太く長く伸びるんですが,その時に硬盤と呼ばれる硬い層を壊してくれて,根が枯れたところに
隙間ができ透排水性がよくなります。
また,土壌に残っている余分な肥料成分を吸ってくれるので,肥料成分が多くなりすぎるのを防いでくれるほか,
線虫という害虫の発生も抑えてくれて,様々なことに役に立ってくれます。
当農場は周年でねぎや水菜を栽培しているので,季節ごとの様々な病気や害虫からねぎや水菜を守るため,
無農薬というわけにはいきませんが使用量、使用期間を守り、栽培管理ソフトで管理しています。
また、太陽熱消毒や防虫ネット等を使用し減農薬に努めています。